13日、ハノイで、情報通信省はアトラス世界地図帳ブリュッセル1827年版の受領式を行いました。この世界地図帳はフランスの有名な地質学者フィリッ プ・ファンデルマーレンが製作したもので、1827年に、出版され、ホアンサ(黄沙)とチュオンサ(南沙)両群島に対するベトナムの争う余地のない主権を 立証しています。
13日、ハノイで、情報通信省はアトラス世界地図帳ブリュッセル1827年版の受領式を行いました。この世界地図帳はフランスの有名な地質学者フィリップ・ファンデルマーレンが製作したもので、1827年に、出版され、ホアンサ(黄沙)とチュオンサ(南沙)両群島に対するベトナムの争う余地のない主権を立証しています。この地図にはホアンサ群島の最も大きくて重要な島々の正確な位置、地理的条件、英語名などが示されています。また、このアトラスには111枚からなるアジア地図が盛り込まれ、その第106枚目にはパラレル12から16にかけてベトナム中部海岸線、また、ホアンサ群島の緯度16から17度線と経度109から111度線にかけての海域が描かれています。一方、中国の最南端は海南島までに過ぎず、緯度18度線に達していないことが判明しています。情報通信省のグエン・バク・ソン大臣は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは1982年国連海洋法条約に従って、ホアンサとチュオンサ両群島に対する主権、及び排他的経済水域と大陸棚に対する主権、裁判権を主張するに際し、法的にも歴史的証拠が十分あります。当省が受け取ったアトラスは貴重な資料であり、ホアンサとチュオンサ両群島に対するベトナムの争う余地のない主権を立証するものです。今後も、当省は各省庁と協力し、両群島に対するベトナムの主権を示す資料の収集、審査、紹介に力を入れます。」